いっちゃん
いやー、やっと終わりましたよー。ふぅー。(^o^)……「何が?」修士論文ですよ。「あ、卒論のことね。」そ、大学生でいうところの卒論。これがまた大変だったんだョ。この修論がちょっと難儀でねぇー、とにかく教授ともろにぶつかったもんで。
え?何がどうぶつかってるって?それは………ほかの人には絶対内緒だョ。
「あ、ネットにはまって研究が進まなかったことで?」全然ちゃう!
「あ、そーか、教授にいじめられてるんだ!」……ま、それはよくあることらしいけど、それもちゃう。
……いや、ネット上だからやっぱ話すのや〜めた!(^^;)
もう院出た後の就職先は決まってるし、あとは特に何もやることなしなんで、そろそろHPの更新でもしよっかなー。(注1)
「いーねー、いっちゃんは入試とかなくて。オレ今年早稲田大学受けて、合格したら去年現役合格した高校時代のカノジョにキャンパスで会うんだ!でもYゼミの合格可能性判定が。」あ、浪人生の方ね?それはそれは大変ですねー。頑張って下さいね−。
おや?もしもし、浪人生クン、落ちましたよ(注2)。カバンから写真が。へー、これが君のカノジョか、なかなかべっぴんやなー。どれどれ、裏に何か書いてあるな……ん?
ありゃー!何という偶然!(@o@)実を言うと、僕もこの言葉にすっかり刺激されて、早稲田大学に入った思い出があるんでね。あれはもう、いー、りゃん、さん、すー、うー、ろー、6年前の話になるけど。今の受験生の皆さんに是非参考にして頂きたいんで、お話しいたしませう。(^^)そこの浪人生クン、よーく聞いてくんなまし。
いっちゃんは千葉県立千葉東高校に入ってすぐ、早稲田の理工に入りたいと思った。その思いは3年間変わらず、そこらじゅうで友人などにふれて回ったほどだった(注3)。
そしてその思いは3年になってますます強くなっていった。というのは、所属していた吹奏楽部の先輩の影響が極めて大きかった。まず1年の時、2つ上のM先輩(♂)が指定校推薦で理工学部に入った。そして翌年、1つ上のH先輩(♀)が指定校推薦で商学部に入った。この2人の先輩をいっちゃんは大変尊敬していた。そして、自分自身も先輩のようになりたいと、切に願った。
しかし前途は多難であった。まずいっちゃんの試験の成績はさほど芳しくなく、推薦は無理だった。また河合塾の模擬試験の成績も悪く、現役合格は殆んど不可能との判定。おまけに、いっちゃんは吹奏楽部での後輩との関係がぐらついていた(注4)。ひと度このことを気にすると、なかなか勉強に身が入らないのである。自分はH先輩のように、後輩にとって理想の先輩でなければならない、そう自分にいい聞かせたのだが、だからといって状況がちっとも良くはならなかった。
何とかして人間関係を回復しなければ………秋のある日、学校の校門で、たまたま訪ねてきた、既に卒業したH先輩に会った。その時、いっちゃんはH先輩の背中にごこうがさしているような気がした(注5)。
そうか、これだ!いっちゃんはそれからというもの、必死に勉強を始めた。自分も早稲田に現役で合格すれば、後輩にとって理想の先輩という存在になれる。これがいっちゃんの心の支えであった。それにいっちゃんはこの2人の先輩にキャンパスで会いたいと思った。さあ、いっちゃんは、いよいよ早稲田へまっしぐら!!
年が明けた。いっちゃんは毎年両親の実家のある成東で年末年始を迎えるのだが、この年ばかりは自宅で正月を迎えた。ここからがすごい話なのである。初夢の晩には枕の下に大隈講堂の写真を入れて眠った。また吹奏楽部のあの2人の先輩を含む数人に年賀状を書き、「頑張ります」と書いた。特にこの2人には「キャンパスで会えるといいですね」と書いた。そして数日後のこと、H先輩から返事が届いた。 その最後には、こう書いてあった。
これでいっちゃんは出力全開となった。早稲田に入れば、あの憧れのH先輩に会える(注6)。またM先輩にも。いっちゃんはがむしゃらに勉強した。ある夜、いっちゃんは今度はM先輩が大隈講堂の前で、おいでおいでと手招きをしている夢を見た。これを周りの人に話したところ、「お前は早稲田バカじゃないの?」といわれた。
それでもいっちゃんは必死に走った。憧れの早稲田大学へ。滑り止めの東京R大学とK大学に落ちた時は、さすがのいっちゃんも気落ちしていた。しかし何が何でも早稲田へ。とにかく早稲田さえ受かればいいのだ。受かれば吹奏楽部の後輩や同級生の前で面子を保てる。とにかく「すごい」といわれたい。それで2月19日、本部キャンパスに開門の30分前に着き、何度も願掛けをして、鉛筆の音もけたたましく、全力のラストスパートをかけた。
そして3月2日、それまでいっちゃんは気が気ではなかった。合否結果が気になって夜も眠れなかった。電子郵便が自宅に届いて、合格発表の入った封筒を開けた時、いっちゃんの手は震えた。そして封筒をもう1度神棚にのせて拝み、そして開けた。
いっちゃんは懸命に自分の番号を見つけようとした。そして見ると………あった!!いっちゃんは早稲田大学に合格したのである。それも現役で。これでいっちゃんは晴れてこの春から早大生の仲間入りを果たすこととなった。
千葉東高校卒業式の前日、いっちゃんは久々に卒業式予行の為、学校に行った。この時のいっちゃんはとても意気揚々としていた。入学当初から早稲田志望をふれまわっただけのことはあった、と数人の同級生が言っていた。それまでいっちゃんを馬鹿にしていた奴らは、殆どが浪人し、いっちゃんに頭が上がらなかった。そして吹奏楽部の後輩の間では、すぐに効いた訳ではなかったが、かなりいっちゃん自身が狙っていた効果があった。
更にいっちゃんは、同校の本当に少数の生徒がもらうという、皆勤賞を手にした。本当に素晴らしい卒業であった(注7)。自分のクラスと吹奏楽部にしっかりと錦を飾り、いっちゃんは自分の高校時代にしこりを残すことなく、こうして千葉東高校を後にした。
ともあれ、こうしていっちゃんは早大生の仲間入りを果たしたのだが、あのM先輩にはキャンパスで数回顔を合わせた程度であった。H先輩ともごく数える程しか会わず、また彼女は商学部で同期だった男性と結婚して、いっちゃんは見事にフラれてしまったのである。(い〜も〜ん!ほかにいるから。といってもそう簡単にカノジョなんて見つかりやしない。^^;)
あれから6年、僕は24歳にもなって、もう学部どころか大学院まで出て、いよいよ就職することになりましたョ、早いものでネー。2年前は学部、今度は修士の卒業式ですョ(注8)。と思ったら僕と入れ替わり立ち代わりであの広末涼子が入ってくるじゃあーりませんか。学祭の2年連続中止とか暗いニュースが多いうちの大学、ヒロスエの入学を機にイメージが良くなってくれればいーけど(注9)。
確かに。何たって自分の人生の岐路を正確に見据えるのだから、それなりに困難がつきまとうのは当然。でもだからといって、高校時代に受験テクニックばかり詰め込んで、本当に高校時代しか学べないことを学ばないのは、実にもったいない気がする。何しろ大学受験は、余程学力が並外れて高いか、逆に学力不足でもない限りは、実力はみな殆ど同じ。あとは運がついてるかついてないかの違い。そんな水物に極端に精魂すり減らしてどーすんの?
よーするに、合格する人は大抵は運が良かっただけ。だから、ただやみくもに詰め込むよりも、「合格したら○○できる」とかいうことを心の支えにしてやったほうが、むしろ賢明だと思いますョ。厳しい受験戦争でやる気がきっちり支えられるという点でもネ(注10)。
ちなみに僕は大学に現役で入って、しかも高校時代も本当に充実してましたョ。受験勉強は特にイチ押しの勉強法をやったわけでもなく、ただ誇れるのは強い心の支えを持っていたこと。こんな僕はぜいたくでしょうか?
やあ久しぶり、あの時の浪人生クン!もう合格発表だよね。結果どうだった?あ、合格したんだー、それはおめでとう。よーし、今夜は僕がおごろう!君の合格を祝って盛大に乾杯しよう!(^o^)/□☆□\(^o^)
「ウッ、ウッ、ウッ、…(ToT)」どした?なんで泣いてんの?あそっか、嬉しいんだね、合格が。だってカノジョに会いたい一心で、この1年間頑張ってきたんだからね。
へ?ちゃう?「ひでーよ、ひでーよ!オレ、キャンパスであいつに会えることを楽しみに頑張ってきたのに、あいつ、サークルでカレシ作りやがって、オレのことなんか見向きもしない。オレのこの1年は何だったんだよぉ〜!/(TOT)\」……そ、大学受験と同じく、恋愛も運が左右する水物なのです。浪人生クン、いや違った後輩クン、まだ人生終わったわけじゃないんだからね、あきらめるんじゃないよ。
「クゥー、何としても引き裂いてやる、あの2人を。」気持ちは分かるけど、コラコラ、ストーカー行為はやめなさい!……あ、ヒロスエひっかけたらどう?(。_°)☆\(`_'#)