微笑みの国に行きタイ!
いっちゃん
近頃、「タイは若いうちに行け」とよくいわれる。何故だか知らないが、最近タイでは日本人観光客が急増している。まあこれは、東南アジア全体として、かつてショッピング天国として栄えた香港が中国に返還されて人気が急落した影響もあるだろう。でもとにかく、タイは本当に魅力のある国なのである。
タイといえば、何を連想するだろうか?
- タイ式建築(日本と比べて、はるかにきらびやかである)
- 王宮(スコタイ、アユタヤ、バンコク)
- 寺院(タイは厳しい戒律のある小乗仏教の国である)
- タイ料理(トムヤムクンなど)
- チャオプラヤ川の船(渋滞の激しいバンコク市では重要な交通手段)
いろいろ挙げればきりがないが、タイとはこればかりの国ではない。
さて、筆者は両親、祖母とともに、先日タイを旅行した。これまでに筆者は家族旅行で、香港、シンガポール、台湾に行ったことがあり、これらはみな英語がまともに通じるところである。ところが今回は、公用語がタイ語しかないので、どうしても言葉の分かる添乗員つきでないと、殆んどどこにも行けないような感じだった。というわけで、それなりにハードな旅行となった。
1日目:午後に成田空港を離陸。その機内で早稲田祭中止決定の新聞記事を見て驚く。夜ドンムアン空港に到着、そこから車でホテルまで豪快にぶっ飛ばす。
2日目:ホテル→チャオプラヤ川上をボートで進み、水上マーケット→暁の寺→エメラルド寺院と進む。昼食は飲茶、夕食は甘みのあるベトナム料理。夕食後はバンコクでも有名なニューハーフショーを見る。
3日目:アユタヤへ。バンコクから車で約2時間。かつてのアユタヤ王朝の廃虚、安土桃山時代の日本人町を見る。昼食と夕食はタイ料理のバイキング。ヒーヒーいいながらトムヤムクン(海老スープ)を食べる。
4日目:バンコク市内でショッピング。炎天下の中、バンコクの雑踏を少しだけ歩く。バンコクといえば、あの悪名高い大渋滞のため、フットワークは大変重いのである。Duty
Free Shopは驚くほど日本語が通じ、タイシルク製品(Jim
Thompson's Houseなどが有名ブランド)も売っている。夜はタイの古典舞踊を見ながらタイの宮廷料理を食べる。
5日目:引続き、バンコク市内でショッピング。しかしさすがに全員疲れ果て、ホテルで休む時間が多かった。夜はタイスキを食べる。それから間もなく空港へ向かい、深夜出る飛行機で帰途につく。翌朝成田に到着。
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実際行こうとすると、たったこれだけの日程では、あまり思い通りには見られない。それでも、特に前半で、タイ人の生活事情が手にとるように分かるものだった。
日本との大きな違いとして、次のようなものがあった。これは、必ずしもいわゆる普通のガイドブックに載っているわけではないものもある。
- 生活習慣:全国民の大半は仏教徒。厳しい戒律のもと、男子は青年期に僧侶となる。子供の頭に触れたりするのはタブー。また国王に対する尊敬の念を持ち、それは日本よりも厳格である。外国からの観光客でも、宗教上などのタブーを犯すと罰せられることがあるので注意。国民性はいたって穏和で、あまり喧嘩は好まず、また人見知りは全くしない。これが「微笑みの国」といわれる所以である。
- 食事:屋台料理が大衆的である。味付けは辛いだけではない。実際は甘くて辛くてすっぱい、などと複雑を極めるものがある。日本人の口にはあまり合わないものが多い。逆に日本の薄味の料理はタイ人の口にはあまり合わない。
- 交通全般:人々は殆んど道路交通にのみ依存し、従って道路の渋滞や事故発生件数は日本以上で、歩くよりも遅いことがある。タクシーはメーター制のものや交渉制のものがある。輪タク「トゥクトゥク」が有名。バスは運行系統が複雑。オートバイ多く、自転車はごく少数。現在地下鉄やモノレールの建設が急ピッチで進んでいる。
- 自動車:前の話と関連するが、タイの人々には欠かせない生活用品。道路交通法は日本に比べ驚くほど緩やかで、速度制限などはあまりない。だからとにかく飛ばす飛ばす!それだけに事故も多いようだ。また日本のような車検はないので、10年以上たった古い車でも自由に使われている。全体の7割が日本製。あまりに荒い運転なので、乗り続けるには体力が要求される。
- スポーツ:キックボクシング「ムエタイ」が有名。ほかにはサッカーが人気だが、野球などアメリカ生まれのスポーツはあまりない。どちらかというとイギリスの影響が強い。
- 自然災害:タイでは、よく雨季に豪雨に見舞われ、チャオプラヤ川が氾濫する。しかし主な自然災害はそれだけ。日本に多い地震・火山噴火、台風は全くない。だから川沿いなどで、細い柱の家にも住める。またモノレールや高速道路の工事で、重機の燃料を入れたタンクを路上に置いている。高いビルも多い。ちなみに気温は日本の夏よりも高いことが多く、一番暑い時は40℃近くになることもあるが、ひどく暑いのは日本の真夏とそう驚くほど変わるものではない。
- 言語:殆んどの場所ではタイ語しか通じない。しかしホテルやレストランなどでは英語が通じる。日本人観光客の多い場所では、日本語で話しかけてくる人がいる。何といっても、水上マーケットで、売り子たちが日本語で土産物を売り込んできたのには驚いた。
- 治安:タイは比較的犯罪が少ない。しかしスリ、置き引きなどには油断してはいけない。どちらかというと組織的犯罪が多い。
- 通貨:単位はバーツ(1Baht=¥2〜4)。全体的に日本より物価は安い。
- インフラ:電気は電圧220Vで周波数60Hz。また水道は、日本人が直接飲むのには向いていない。下水道の整備はあまり進まず、川や海に直接たれ流しのことが多い。だから多くの場所では、トイレの紙を便器ではなくそばにある箱に捨てるようにしている。衛生面ではあまり良いとはいえない。但し、最近バンコク市内では、ゴミを路上に捨てると罰金をとられる。
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大体こんなところである。はっきりいって、筆者はたったこれだけしか行っていないので、あれこれ観光名所を説明することは出来ない。その詳しい説明は、ほかの多くのホームページに書いてあるので、そちらに譲ることにしよう。
ともあれ、いざ帰ってきてみると、日本人がいかにストレスだらけの民族かが分かった。というよりも、筆者はあっちでタイ料理をタイ量に食べ過ぎて、ちょっと胃腸が参っているのである。あーしんど。でもまた行きタ〜イ!
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